「懐かしいようでどこか異質」。そんな雰囲気をかもし出す鹿児島県。そこにあるのは美しい自然だけではない。伝統文化、温泉、美食、そして焼酎……人々の五感を満たすさまざまな魅力にあふれている。
マグロの町として知られる鹿児島県いちき串木野市を、レタスの一大産地にする! そんな野望を持って移住してきた農家がいた。偶然の出会いと人の縁が港町に新しい風を呼び込んでいる。
東京で会社員をしていた中原さんは、Uターンで家業のかつお節製造業を継ぐが、すぐにその事業を廃止。新しいビジネスで、かつお節生産量日本一である地元枕崎市の活性化に貢献していく。
縄文杉・照葉樹林・サンゴ礁など、本土では体験できない多くの神秘が存在する屋久島。1,300年の歴史を持つ伝統的工芸品「大島紬」が生まれた奄美大島。鹿児島を代表する2つの島を紹介する。
鹿児島県は源泉数全国2位、湧出量全国3位を誇る温泉の宝庫だ。桜島に代表される火山や海などの自然環境に恵まれたこの地は、天然の砂むし温泉など、他では体験できない独自の温泉文化が根付いている。
焼酎王国・鹿児島。ここには114の蔵があり、2,000を超える焼酎の銘柄がある。焼酎はいまどのように進化し、人々を魅了しているのか。焼酎蔵を訪ね歩き、「五感」で味わう焼酎の魅力を探った。
黒豚や地鶏などが有名な鹿児島県は、黒毛和牛の生産量も日本一である。2017年の和牛品評会では、鹿児島県が悲願の総合優勝を果たす。かごしま牛は品質、生産量ともに日本一を誇るブランド牛になった。
鹿児島には、うまみのベースとなる出汁にこだわる人が多く、飲食店でも独自の趣向を凝らしている。この独特の香りや味を楽しむ出汁の文化を伝えようとする啓蒙活動が「出汁プロジェクト」だ。
温暖な気候に恵まれた鹿児島県は、茶の生産量全国2位を誇る。さらに2018年全国茶品評会の普通煎茶10kg部門では1位から8位まで鹿児島産茶が独占。知られざるガリバー「かごしま茶」の魅力に迫る。
南北の距離600km、干潟から深海まで多様な海を有する鹿児島県では、約300種類の魚などが水揚げされる。鹿児島を代表する鮨の名店「鮨匠のむら」で鹿児島近海の魚を存分に味わってみる。
薩摩焼は、豪華絢爛な白薩摩と普段使いの黒薩摩があるが、最近は、どちらでもない「第三の薩摩焼」が登場している。それが利便性に優れ、使うほどに楽しく快適な生活へと導く「眞窯」の薩摩焼だ。